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知ってるよ。
うんざりとした顔で応じる彼女の横顔を、そっと覗き見た。
手入れの行き届いた艶のある髪や、すっと通った鼻梁。華やかな印象を与える整った顔立ちは確かに美しいというのに、彼女の表情はどんよりと暗い。
僕は、そんな彼女から逃げるように目を逸らした。乾いた口は上手く動かず「そうだね」、という一言を紡ぐだけで精一杯だった。
傷付いた顔だ。
彼女の表情を見て、そんなことを思った。
ぼろぼろに傷付いて、傷付けられて、彼女は迷っている。戸惑っている。立ち止っている。僕は、そんなことを思った。
かくん、と折れるように彼女が俯く。
「でも私、思うんだ」
赤く鮮やかな彼女の唇。
それが、強く噛み締められているのを僕は気付かない振りをする。
「優しさのない世界なんて、人が生きる場所じゃないよ」
その男は何一つ求めない。
「誰のためでもないよ」
そう言った彼は静かに微笑み、そっと目を伏せた。
沈むように、溶けるように。
「何のためとか、誰かのためとか。俺はそういう理由じゃ駄目なんだよ」
ほろほろと崩れてしまいそうな儚さがそこにはあった。
脆く、触れることすら躊躇われる彼の笑みは物悲しさが溢れ、故に美しかった。
誰のためでもない。
彼は理由を求めない。彼は、自身のためにすら理由を持たない。
タイトルは選択式御題様よりお借りしました。素敵なお題サイト様です→www.geocities.jp/monikarasu/
櫂夜ってこうだよなー、と思いながら書くと大体こういうことになる(笑
気が強くてちょっと俺様的な。
でもたぶん、自分というものにしっかりとした根っこがあるから揺らがない人。多少強引だけど。
うーん、龍族連中は書きやすいなぁ・・・。
いい加減擬人化記事を一番上に置いておくのはどうかと思って(苦笑
ついさっき龍族連中で(というかむしろ龍族の親子二人)短いの書きたいなー、という気分になり試しに書き始めてはみたんですが・・・。
この親子、どうやっても仲良さそうに見えないのねもう仕方ない。
龍族は未登場の連中が以外に多いのでそのうち表に出してあげたいなぁと思います。
こうやって我が家はじわじわと龍族連中に支配されていきます。・・・どうなの、それ。
オフの知り合い、というか地元の友人らには何となく察しがつくかもしれない・・・だって私、龍大好きだもんね!
10月下旬から11月頭の私のテンション、ちょっと気持ち悪いもんね!知ってる知ってる!
事細かに言うと赤い龍が一番好きです。なので陽炎は赤です。・・・だってもうちっさい時からの刷り込みみたいなものだもの。早く11月にならないかな←気が早過ぎる
出来上がったらたぶんここに置くと思いますー。
短編部屋に置くにはちょっと短過ぎる気がするので。